こんにちは。
デザインで保育をもっとよくするハルデザインブログです。
私は保育園や認定こども園、幼稚園などの保育施設向けにホームページやパンフレットを制作する事業を行っています。
保育園のホームページを作っていると、経営者の方や園長先生によく心配されるのが、セキュリティの問題です。
子どもの写真はアップロードしても大丈夫なの?
在園児の保護者だけが見られるようにしたいのだけど…
パソコンのことはよく分からないから怖いなぁ…
そんな声がよく聞かれます。
保育園も選ばれる時代になり、自園の情報発信していくことは重要度が増していますよね。
特に写真の力は効果絶大です。
適切に活用していきたいですね。

出典:https://stock.adobe.com/jp
目次
保育園で撮影した子どもの写真をアップロードしていいの?
子どもの写真をアップロードする場合は多くの保育園では保護者の方に同意書を書いてもらっています。
保育園にはいろいろな事情のあるご家庭のお子さんも通ってきている場合があるので、顔の分かる写真がインターネット上に出てしまうと困る方もいます。
同意書で許可を取るタイミングは入園説明会に取ることが多いようです。ただ、ご家庭の状況は時間と共に変わる場合があるので、ホームページを作り直す時や、パンフレットやムービーを作る時には念のため改めて同意書を書いてもらっているところもあるようです。
保育園の様子が写真で見られると在園児の保護者にとっては自分の子どもの保育園での様子がわかってコミュニケーションのきったけになったり、入園を検討している方にとっては様子がわかって安心です。
体操服や名札など子どもの名前が分かるものが写真に映り込んでしまうと顔と名前が一致して個人情報がわかってしまうので、映らないようにするかモザイクなどの加工で名前を消した方が安全ですね。
簡単にモザイクを入れられるアプリもあります。
skitchというアプリです。無料で使うことができます。
在園児の保護者だけに写真を公開したい
- 保育園専用のアプリなどを使う方法
- ホームページにパスワードを設定する方法
があります。
1.保育園専用のアプリ
アプリもホームページもインターネットと通信して何かやっているようだけど…どう違うの?
と思いましたか?
インターネットのことを簡単に説明しましょう。
私たちはパソコンやスマホからインターネットに接続していろいろな情報を見ています。
ブラウザという窓を通してインターネットを見ているのがホームページ。
ブラウザはインターネットエクスプローラやエッジ、クローム、Safari、Opera、などです。
私たちはブラウザにインターネット上の住所であるアドレスを打ち込んで情報にアクセスしています。
アプリという窓を通してインターネットを見ているのがアプリです。
1つのアプリはインターネット上の常に決められた情報を見るように設定されています。
アドレスが分かれば誰でも見られるホームページとアプリをインストールしてログインする必要のあるアプリでは、セキュリティを考えるとアプリの方がセキュリティは固いですね。
在園児童の保護者専用に情報発信したい保育園に向いています。
保育園専用のアプリは便利なものが増えてますね。
インターネット上に載せたら絶対情報が漏れない方法はない。
どんなに安全性をうたっているサービスを利用しても、絶対に情報を漏らさない方法はありません。
スクリーンショットや画面を写真に撮られたら誰でも拡散することはできるからです。
会社によってはスクリーンショットや画像のコピーができない機能を付けてくれるところもありますが、少し知識のある人なら破れてしまいます。
かわいい我が子の勇姿は思わずSNSに載せて自慢したくなってしまうものですが、
他のお子さんも写っていることを考えて、保護者専用に公開している情報はSNSなどに公開しないよう協力をお願いしていくことになります。
ホームページにパスワードを設定する
よく使用する方法を2つご紹介します。
サイト全体にパスワードをかける
ベーシック認証という機能を使います。
サーバーにアップロードしているホームページのデータ全体にIDとパスワードを設定します。
ブラウザにアドレスを入力した時点でIDとパスワードの入力を求められます。
サイト全体に鍵をかけてしまうので比較的安全です。
全ての保護者が共通のパスワードで閲覧できるので、
卒入園のタイミングでパスワードを変更しましょう。
個別のページにパスワードをかける方法
WordPressのパスワード保護機能を使っています。
保護者専用ページの入り口ページにパスワードをかけて使用します。
このページは公開したいけど、このページはパスワードを設定したい。
など保育園のパソコンで操作ができるので便利です。
しかし、実はこの方法は例えるなら、入り口には鍵をかけているけれども窓は空いているようなものです。
実はWordPressにアップロードした画像の一つひとつにはアドレスが割り振られていて、
画像のアドレスを公開されてしまうと誰でもアクセスできてしまうという注意点があります。
まとめ:
自園の情報を伝えるために写真をうまく活用していきたいですね。
ハルデザインでは保育園のホームページ政策のお仕事をお受けしています。
あわせて読みたい


保育園ホームページ制作|亀井野保育園様 | ハルデザイン
亀井野保育園様のホームページリニューアルをしました。 児童クラブのホームページと同じ雰囲気で、和風にして欲しいとのリクエストでした。 保育園のホームページ作成…
保育園のホームページのセキュリティ対策についてはこちらの記事もご覧ください。
あわせて読みたい


【WordPress】保育園のホームページのバックアップ、セキュリティ、SEO対策は大丈夫? | ハルデザイン
こんにちは。デザインで保育をもっとよくするハルデザインです。 私は保育園や認定こども園、幼稚園などの保育施設のパンフレットやホームページを作成する仕事をしていま…