保育園や幼稚園の先生方とお話ししていると
パンフレットやホームページ制作に関して、いろいろな苦労話を聞くことがあります。

思い通りに作ってもらえなかった…



制作途中で止まってしまい、何年も完成しなかった…



何度も話し合ったけれど、なかなか進まなくて大変だった…
これらは、制作会社とのやり取りがスムーズにいかなかったことから生じたものが多いようです。
デザインの依頼には、ある程度の知識や準備が必要と言われることもありますが、
実は、デザインの依頼には、ある程度の知識や準備があるとグッとうまく進みます。
「どんな準備をすればいいのか?」
「制作会社にどうやって想いを伝えればいいのか?」
この記事では、そうした疑問を解決するためのポイントをご紹介します。
パンフレットやホームページを理想通りに仕上げるためのヒントがきっと見つかるはずです!


初めましての方もいらっしゃると思うので自己紹介をしますね。
ハルデザインの鶴田です。
「デザインで保育をもっとよくする」をコンセプトに保育園や幼稚園、こども園などの保育施設を専門にパンフレットやホームページを作成しています。
全国の保育施設200ヶ園に訪問して、保育施設ってそれぞれに個性があってみんなちがうだ!ということを知って保育園が大好きになりました。
保育園パンフレットやホームページ制作会社に依頼する前の準備でトラブル回避


1. 制作会社の提供しているサービスの範囲を確認しよう
制作会社によって、サポートしてくれる範囲は大きく異なります。
事前に以下のような項目を確認しておくと、トラブルを防ぎ、スムーズに進められます。
- 取材や編集:園での取材や、原稿作成のサポートはあるか。
- 打ち合わせの回数:具体的に何回まで対応可能か。
- デザイン案の数:複数案を出してもらえるか。
- 写真やイラスト:写真撮影やイラスト作成のサービスはあるか。
- 増刷やデザインの再利用:納品後に増刷したい場合や、デザインを他の用途に使いたい場合の対応は?
- 納期の確認:具体的なスケジュール感を共有できるか。
制作会社が提供しているサービスの範囲を理解しておくことで、期待値を合わせることができます。
2. 園と制作会社、両方のスケジュールを確認しておこう
パンフレットやホームページ制作には意外と時間がかかるものです。
園の行事や自分のスケジュールを事前に確認し、制作に取り組める時期を把握しておきましょう。
使用する日
「3月⚪︎日に開催する入園説明会に使用する」等、納品日を明確にしておきましょう。
決定権者との連携
理事長や園長、事務長など、最終的に判断をする方がいる場合は、確認のタイミングを調整しておくとスムーズです。
(確認のタイミングを決めていないと、最終案の確認時に決定権者が増えて振り出しに戻ることが時々あります)


3. 制作の目的を明確にする
制作物を「何のために作るのか」を明確にすると、完成形がイメージしやすくなります。
以下の点を考えてみましょう:
対象は誰なのか
入園希望の保護者、在園児の保護者、地域の方など。
誰が使うのか
園見学の時に園長先生が説明する時に使う。
ホームページの更新の担当の先生は誰かなど。
どこで使うのか
説明会、地域イベント、ウェブサイトなど。
予算感
制作費用が100万円以上など高額になる場合、相見積もりや理事会の承認が必要になることもありますよね。
4.素材を準備しておく
完成度の高いデザインにするためには、使いたい素材を事前に集めておきましょう。


写真
園の特徴がわかる写真。
使いたい写真やがある場合には事前に準備をしておくといいですよ。
写真を選定するのには意外と時間がかかります。
イラスト
園舎に飾っている絵やよく使っているイラストなどを利用したい場合には、使用できるかどうか確認しましょう。
昔、園の先生や保護者の方が描いてくれた絵を気に入ってずっと使っている園もあります。
園章やロゴ
データがある場合は事前に共有できるとスムーズです。
5.好みのデザインを伝える工夫
制作会社にイメージを伝えるために、参考になるデザインを集めておきましょう。
ピンタレストの活用
好きなデザインをピンしておくと、制作会社がイメージを掴みやすくなります。
他の方法でもOK
スクリーンショットや雑誌の切り抜きなど、具体的なビジュアルを見せると効果的です。
まとめ
理想のパンフレットやホームページを作るためには、制作会社とのコミュニケーションと準備が鍵になります。
この記事で紹介したポイントを押さえて、スムーズに進めてくださいね!
ハルデザインの保育園パンフレットの制作フローを知りたい方


保育園パンフレットの掲載内容を知りたい方

