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保護者とのコミュニケーションや採用に役立つ保育園向け広報ツール5選|対象と目的を明確化

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近年、保育園業界でも他の分野と同じように広報の重要性が増してきたと感じています。

実際、保育士求人サイトで「広報」の役職が募集されたり、「広報」の役職を設ける保育園が増えていることを目にすることが増えてきました。

私は保育園のパンフレットやホームページを制作する仕事をしていますが、園長先生方との対話から、「作成したパンフレットやホームページをどう活用すべきか」といった課題が浮かび上がっています。

保育園が効果的な広報活動を行うためには、パンフレットやホームページなどの広報ツールを作成する際に、対象、用途、目的を明確に定義することが重要です。

これらの要素が不明確なまま制作された広報ツールは、受け手に伝わりにくく、効果を発揮しにくい傾向があります。

この記事では、保育園の広報の対象者や、各広報ツールを効果的に活用するための適切な利用タイミングを考察します。

また、保育園が必要とする広報ツールの中から5つをピックアップし、それぞれの考え方について解説します。

これにより、保育園の情報や想いが伝わり、保護者など関係者とのコミュニケーションを強化できます。

(今回の記事ではSNS運用については割愛します。)

目次

保育園の関係者は誰か?

ざっと書き出しただけでも、保育園にはいろいろな人が関わっていますね。

例えば、パンフレットの場合は子どもを預ける保育園を探している保護者向けに作ることが多いです。

そして、そのパンフレットを汎用的に誰に対しても渡している場合が多いのではないでしょうか。

保育園の広報の対象

現在のところ、私たちは広報の対象を主に4つに分けて考えています。

  1. 在園児の保護者
  2. 保育園を探している保護者・地域の子育て家庭(未就園児の保護者)
  3. 働く保育園を探している求職者
  4. 職員

4つの対象となる方は保育園に深く関わる人たちですが、求める情報が少しずつ異なっています。

人は自分に関係のない情報に出会うと、興味を失いがちです。

そのため、読んでほしい情報を載せた広報物を作成するときには、

読み手のニーズや関心事を考えて、情報をカスタマイズすることが必要です。

伝えたいメッセージが効果的に届くよう心掛けましょう。

ツール毎の対象・目的比較

ハルデザインでよく作っている保育園が必要とする広報ツール5つについて、対象や使用目的をまとめました。

スクロールできます
園パンフレットリクルートパンフレット入園のしおりホームページポリシーブック
対象園見学に来た保護者保育士を志す人
就職希望の人
入園説明会に参加の保護者
その家族。
・子どもが通う園を探している保護者
・参加する子育て支援(園庭開放など)を探している保護者
・就職する園を探している求職者
・在園児の保護者
・職場体験・ボランティア・保育実習などで園に行く前に園の情報を知りたい人
・園に行きたい人
・園のことを知りたい人
・他の園を参考にしたい人
・先生が直接会った人 など
入園説明会に参加の保護者とその家族。
園の職員。
使用する
タイミング
園見学で配布。
見学に来た保護者が、家に帰って家族に相談するときに見る。
園見学で配布。
合同説明会など
入園説明会で配布。
自宅で卒園まで保管し、園のルールを知りたい時に繰り返し見る。
ユーザーが閲覧する時入園説明会で配布。
自宅で卒園まで保管し、園の方針や考え方を知りたい時に繰り返し見る。
目的「保育」で保護者から選ばれる。
園児募集。
職員採用。保育園の利用方法を保護者にわかりやすく伝える。業務改善。・園の情報発信
・園児募集
・職員募集
・子育て支援の参加者募集
保護者や新入職員に保育園の役割や保育の目的や狙いを理解してもらう。
仕様
(例)
A4サイズ三つ折り
A5サイズ12ページ
B5サイズ28ページA4サイズ28ページTOPページ+6ページA4サイズ28ページ

保護者が保育園を知ってから卒園するまでの流れ

時間の流れに沿って広報ツールの使用のタイミングのイメージを見てみましょう。

保護者が保育園を知って子どもが卒園するまでのイメージ図1
保護者が保育園を知って子どもが卒園するまでのイメージ図2

パンフレットを自治体の保育の窓口においてもらったりする場合もあります。

園児募集のポスターを小児科や保健センターの壁に掲示したり、新聞折込広告を出している園もありますね。

子育て支援室の情報を自治体の広報誌に出したり、近隣の遊び場にチラシを置いてもらう場合もありますね。

他にもいろいろな使用シーンがありますよね。

使い方によって作るべきものが変わってくることがわかります。

保育士採用のための広報ツール使用イメージ

では求人についても時間の流れに沿って広報ツールの使用するタイミングのイメージを見てみましょう。

保育士(保育学生)が保育園を知って働き始めるまでのイメージ図1
保育士(保育学生)が保育園を知って働き始めるまでのイメージ図2

SNSを運用している保育園の多くは働く保育園を探している求職中の方が「園のことを知る」段階で園を見つけてくれることを期待しているのではないでしょうか?

保育園が備えるべき広報ツール5選|それぞれの考え方

ホームページ

これまでの保育施設のホームページは在園児の保護者向けに作られる傾向にありました。しかし、近年は待機児童問題が解消に向かい、保育園が保護者から選ばれる時代が本当にやってきました。

ホームページについても、園児募集をメインの目的とした設計にすると良いでしょう。

子育て支援の取り組みを園の存在を周知する入口として捉え、ホームページでの地域の子育て家庭向けの発信頻度を上げることが望まれます。

職員募集については、職員募集用のサイトを園児募集とは別に作成します。

園パンフレット

子ども主体の保育を保護者に伝えるパンフレット。

従来、保育施設のパンフレットといえば、理念、デイリープログラム、年間行事、活動など…を載せたものを多く作っていました。

もし、園では遊びの中で子どもが育つということを大切に考えているならば、

日々の遊びが大切だということを伝えた方がいいですよね。

園の理念、目標、方針はテキストで表現されることが多く、イメージしずらいものでした。

写真とエピソードを使って、初めて保育施設を利用する保護者の方にも園の想いが見て伝わるように作成します。

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入園のしおり目的

入園のしおりは単なる保育施設の説明書ではなく、保護者にとっては「子育て支援本」職員にとっては「業務改善」と捉え直しました。

保護者にとって

・入園説明会で保育園に通うのが楽しみになる本

・家に帰っても雑誌のように見て楽しめる本

・入園から卒園まで大切に保存したくなる保育園のことはなんでも書いてある頼りになる本

職員にとって

・分かりやすいしおりの存在で保護者からの細かいお問い合わせを減らして業務軽減

・保育園の利用ルールの明確化でトラブル回避

・分かりやすい説明や子育ての不安を取り除く情報は保護者支援につながる

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ポリシーブック

お家と保育園をつなぐ本。

園で行う保育の内容やその意味、想いを保護者と共有することによって、園と保護者とで一緒に子どもの発達を支えていくための本。

入園のしおりが保育園の使用説明を主に掲載する本であることに対して、ポリシーブックは保育園の想いや哲学を掲載する本です。

忙しい保護者に保育園の使い方と保育園の想いの混在した文章を渡すと、知りたい情報が見つからずに、どちらも書いてあるのに読まれないことがあります。

リクルートパンフレット

保育士の早期離職は保育業界の問題になっています。

早期離職の原因として挙げられるのが園と職員のミスマッチです。

入職前に園で実際に勤務している先生方の考えを知ることができたら、ミスマッチを減らすことができますよね。

保育園の魅力を伝えると共に、十分に納得して働き始めてもらうための本です。

保育園の園長インタビュー、職員のインタビュー、園内の働き方などを掲載します。

まとめ

保育園の広報活動は、対象者を明確にして情報を調整することで、見る人にとってわかりやすくなります。

在園児の保護者から未就園児の保護者、求職者、そして職員まで、それぞれの立場や関心に合わせた情報をそれぞれに届けることで相互の理解が深まり、円滑な園運営につながります。

私たちは、保育園の広報ツールを作成するお手伝いをさせていただきます。

お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

ハルデザイン代表。東京都稲城市在住。「デザインで保育をもっとよくする」をコンセプトに保育園、幼稚園、認定こども園など保育施設のパンフレットやホームページを作成する事業「ハルデザイン」代表。全国の保育施設、約200箇所に訪問。一児の母。

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