「パンフレットを作りたい」と思っても、最初からサイズやページ数、掲載内容まで決まっている園は少ないと思います。
でも、すぐに「何ページにしますか」「どんなデザインにしますか」と考えるよりも、まずは、
- なぜ作るのか
- 誰に見てもらうのか
- どこで、どのように使うのか
を整理することが大切です。
私は新しいパンフレット制作のご相談をいただいた際、最初の打ち合わせで「5W1H」についてお聞きしています。

こんにちは。ハルデザインの鶴田です。
「デザインで保育をもっとよくする」ことを目指し、保育園・幼稚園・こども園などの保育施設専門のパンフレットやホームページ制作を手がけています。
これまで全国200ヶ所以上の保育施設を訪問し、園ごとの個性や想いに触れてきました。
その中で「保育園は一つひとつ違う魅力をもっている」と実感し、
その園らしい、先生方のお気に入りのデザインを制作することを大切にしています。
Why:なぜ作るのか?
パンフレットを作ろうと思ったきっかけや、解決したい課題を確認します。
- 園舎の建て替えに合わせてリニューアルしたい
- 園児募集に力を入れたい
- 職員採用に活用したい
- 法人や園の理念をわかりやすく伝えたい
同じ「園紹介パンフレット」でも、目的によって掲載する内容や見せ方は変わります。
What:何を作るのか?
作りたいものの形が決まっている場合は、サイズやページ数を確認します。
- A5サイズ・16ページの園紹介パンフレット
- A4サイズ・8ページの法人紹介パンフレット
- A4三つ折りの見学者向けリーフレット
ただし、最初から仕様を決める必要はなく、目的や使い方を聞いたうえで提案することもできます。
Who:誰が使い、誰が見るのか?
ここは「渡す人」と「読む人」の両方を分けて考えるとわかりやすいです。
誰が使うのか
- 園長先生が園見学者に渡す
- 採用担当者が就職フェアで配布する
- 法人本部の職員が関係機関へ説明する
誰が見るのか
- 保育園を探している保護者
- 就職先を探している求職者
- 未就園児を育てている家庭
- 地域の人
- 行政や関係機関の担当者
相手によって、必要な情報や言葉の選び方も変わります。
When:いつ使うのか?
完成希望日だけでなく、実際に使用する日を確認します。
- 入園説明会で使用する
- 就職フェアで配布する
- 新園舎の完成に合わせて公開する
- 新年度の園見学が始まる前に用意する
印刷や配送にも時間がかかるため、使用日から逆算して進行を考えます。
Where:どこで使うのか?
パンフレットを置く場所や配布方法も、仕様を考える材料になります。
- 園見学の際に園内で渡す
- 役所のパンフレットラックに設置する
- 就職フェアのブースで配布する
- 問い合わせがあった家庭へ郵送する
- 保育士養成校へ送付する
ラックに置く場合は表紙で内容が伝わる必要がありますし、郵送する場合はサイズも関係してきます。
How much:予算はいくらか?
予算が決まっている場合は、初めに共有してもらえると、現実的な仕様を提案しやすくなります。
予算によって調整できるものには、
- ページ数
- 取材や原稿作成の範囲
- イラスト作成の有無
- 撮影の有無
- 印刷部数
- 用紙や加工方法
などがあります。
最初の打ち合わせまでに、すべてを決めておく必要はありません。
「なぜ作りたいのか」「誰に見てもらいたいのか」がわかれば、サイズやページ数、掲載内容は一緒に考えることができます。



